現状
2050年カーボンニュートラル実現に向け、化学工業、石油石炭製品製造業やセメント製造業等が多く立地している山口県では、石炭等化石燃料を利用しない脱炭素社会を構築することが望まれており、全国第4位の竹林面積を有しているため、竹材を利用したバイオマス発電に期待が寄せられている。
現状における課題
バイオマス発電所において、高含水率の木チップ中の水分を蒸発させるために莫大な熱エネルギーが必要となり、低含水率である木質ペレット(半炭化)が求められている。
更に、竹をペレットの原料とする場合、竹繊維が硬く微粉砕に多大なコストがかかり、現状ではほとんどペレット化されていない。
研究開発概要
ファイバライザーにより微粉砕し、圧縮成形したペレットは、低水分で高発熱量を有し、かつ耐水性を有し、高強度である。
さらに半炭化することで、従来にない高発熱量・高強度・高耐水性の燃料ペレット製造が可能に!
→この技術を竹材に応用し、竹を配合した燃料用ペレットの実用化を検討