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経済産業省「衛星データ利用環境整備・ソリューション開発支援事業」における新規2件の地域実証事業の実施について

平素より、本市の産業振興へのご理解、ご協力を賜わり、厚くお礼を申し上げます。

 

本市は、経済産業省「令和4年度 衛星データ利用環境整備・ソリューション開発支援事業」において、
衛星データを用いた地域の行政・産業の課題解決の実証地域※に選定されているところです。
この度、衛星データを利用した地域の課題解決に向けた実証事業が、
本協議会の会員企業(★)や市内企業等も参画した上で、
これまでの4件の実証事業に続き、新たに2件実施されることが決定したのでお知らせします。

 

なお、事業を進めるにあたっては、
技術支援窓口として(地独)山口県産業技術センターが支援を行います。

 

※実証地域…北海道、富山県、福井県、山口県宇部市、
      九州地方(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、鹿児島県)内の一部地域

 

【Ⅰ.ソリューション開発補助】
 …地方公共団体又は民間企業等が行う様々な産業・地域の課題解決に資する
  衛星データ利用ソリューションの開発に対して、補助金を交付するもの。

 

採択事業①「高性能衛星データを活用した森林解析」

 ・宇部興産コンサルタント株式会社(宇部市)
 ・宇部市(産業経済部農林整備課)
 ・株式会社woodinfo(東京都)
 ・株式会社ギョロマン(東京都)

 林業においては、立木の位置や樹種及び境界などの把握が課題であり、
 現在実用化されている地上レーザーによる解析では広域の計測には不向きである。
 この度、衛星データと地上で計測したデータを用いて、
 森林全域を解析するための手法の確立を目指す。

 

採択事業②「LバンドSARによる水道管の漏水検知サービス」

 ・株式会社常盤商会(宇部市)…★
 ・宇部市(水道局)
 ・一般財団法人リモート・センシング技術センター(東京都)

 全国の自治体では、広域に地中に埋まっている水道管の漏水を検知するために
 人手で音質調査を行っているが、調査できる範囲に限界があるという課題がある。
 近年、JAXAの人工衛星「だいち2号」のLバンドSAR(マイクロ波)データが、
 地中に透過しやすいこと、また水分に反応しやすいことを利用して、
 海外(乾燥、半乾燥地)では漏水検知サービスが始まっている。
 ただし、海外に比べて湿潤で土壌水分が比較的多い、日本で十分な精度が出ないという課題が
 あることから、湿潤な日本においても十分に精度が得られる国産の高精度漏水検知を目指す。

 

●詳細はこちら↓宇部市公式ウェブサイト
 https://www.city.ube.yamaguchi.jp/shisei/kouhou/kishahappyou/1008059/1016859/1017505.html

 

以上、どうぞよろしくお願いいたします。