平素より、本市の産業振興へのご理解、ご協力を賜わり、厚くお礼を申し上げます。
山口県では、ものづくり企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた取組を促進するため、
未来技術の実践・実証フィールドとして「未来技術オープンラボ」を構築し、
デジタル技術を活用した企業の実証事業等を支援されています。
このたび、本協議会会員であるUBE株式会社さま(★)も含む、以下4つのプロジェクトが採択されましたので、
お知らせいたします。
<令和4年度 未来技術オープンラボ(ものづくりDXトライアル)実証プロジェクト>
【テーマ】
製造業の生産性向上や、新たな付加価値の創出を促進する取組
【採択事業】
・株式会社コプロス(下関市)
「3DCG・360°VR映像による設計・現場シミュレーション」
工事の施工可否検討のため、ベテラン社員が何度も現地に出向き検証を行っており、負担がかかっている。
→施工前の現場に3次元CGを投影して現場シミュレーションを行うことで、遠隔地から施工可否検討を行うとともに、
現場に360度カメラを設置し社内と状況を共有することで、現場まで遠いことが多く、
教育が困難であった若手社員の早期育成体制を構築する。
・JRCS株式会社(下関市)
「物流支援ロボットを活用した無人搬送化の実証」
重量がある材料を、台車等を使い人力で毎日約6~7キロメートル運搬しており、作業効率の改善と省人化が課題となっている。
→追従や自律走行が可能な物流支援ロボットを活用することで、業務の効率化を行う。
★UBE株式会社(宇部市)
「AI画像認識+5G通信を活用した工場内監視効率化の実証」
駐車場への無許可車両駐車や工場内への不審者侵入、ヘルメット未着用者などの監視のため、
工場施設全体について従業員が見回りをする場面が多い。
→AI画像認識と5G通信を活用した無許可車両発見の実証を行うとともに、工場内の様々な場面で、
AI画像認識技術と5G通信を活用した安全管理業務の効率化につながる実証を行う。
・長州産業株式会社(山陽小野田市)
「ARグラスを利用した遠隔作業支援と3Dモデル教育コンテンツを利用した人材育成」
家庭用太陽電池の故障対応を行う際、若手作業員一人ではその場での対応が難しく、
後日熟練作業員による対応になることがあるため、業務効率が悪く、利用者にも不便をかけている。
→ARグラスを活用し、熟練作業員が遠隔から現地を確認して作業支援を行うことで、
故障対応の効率化を図るとともに、3Dモデルを使った若手作業員教育コンテンツの作成にも取り組む。
【詳細】
山口県ウェブサイトをご確認ください。
以上、どうぞよろしくお願いいたします。